しいたけの独り言

基本はみたゆめの話。その他もろもろ。

しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~

登場人物

  • 年配の女性
  • 自分

 

私は広いスペースにいた。そこには大小さまざまな不要な物たちがたくさん置かれていた。

この不用品は誰でも自由に持って帰ってよいことになっていた。何かよい物がないか、見て回るのは、どこか宝探しのようなワクワク感があった。

私は自宅の草刈りに使えそうな、小さめの芝刈り機を探していた。最近自宅庭の草が伸びてきて困っていたところだった。

 

するとそこに一人の年配の女性が入ってきた。女性が挨拶をしてきたので、私も挨拶をした。女性は私に近づいてきた。話をしてみると、女性はここの管理人だった。

女性は私にいろいろな不用品の使い道やどういう経緯でここに置かれているのかなど、とても親切に説明してくれた。私自身も女性とのやりとりがとても楽しく、お互い笑顔で長時間話をしていた。楽しい時間はあっという間だった。

しかし、私が探していた芝刈り機はなく、この日は何も持って帰らなかった。

 

帰り際、女性が私に連絡先を渡してきた。そこには、住所と電話番号が書いてあった。女性は普段そこにいるらしく、今日はたまたまここに来ていたというのだ。

女性とのやりとりが楽しかったので、また来るときは連絡すると約束をして私は帰った。

 

人と人とのつながりとは偶然の連続である。その時そこにいなければ、あの時そこへ行かなければ、そんな偶然によって縁が生まれる。それは、人だけに限ったことではない。物もそうである。誰かにとっては不要な物でも誰かにとっては必要な物かもしれない。私たちは日々さまざまな出会いや別れを繰り返しているのだ。

そして何よりさまざまな出会いの中での人とのふれあいは楽しいし、好きだ。

人に優しくされると、すごく心が満たされる。心が満たされると、今度は自分が誰かに優しくなれる。この循環がとても幸せなことだと感じた今日のこの頃であった。