しいたけの独り言
私は現在うつ病で休職している。
ある日突然なったという感じだった。
今思えば、少しずつ症状は出ていたと思う。
しかしある出来事で心の糸が切れてしまった。
そして誰とも話したくない、誰の顔も見たくなくなった。
もう自分の理性では抑えることができなかった。
私の母もうつ病だった。
それだけにうつ病患者の家族の大変さを知っていた。
本人も大変だろうけど、家族も大変だった。
自分もそうならないようにと気を付けていたつもりだった。
なのにうつ病になった。
うつ病とは誰でもなってしまうものだと思った。
よくまさか自分がとか聞くが、本当にその通りだと思う。
うつ病になる前にできていたこと、自分がどうやっていたかが思い出せない。
自分は本当に良くなるのか、自分は本当に治るのか不安で一杯だ。
なんでこんなことになったんだと自分を責めた。
家族に申し訳ない、職場のみんなに申し訳ないと毎日落ち込んだ。
今はなんとか治療を続けている。これからどうなるかなんてわからない。
今はまだそこまで考えられない。
治療を続ける中で少しずつ、自分のやりたいことをして日々を過ごしている。
天気がいい日に散歩に行ったり、絵をかいたり、本を読んだりしている。
心はとても穏やかになった気がする。
先のことはわからないけど、今はゆっくりすることに専念する。
最近散歩をしていると思うことがある。日本の自然、四季とはなんとも美しい。
誰に教えられるでもなく、季節になると芽吹く草花や小さいながらも懸命に生きる昆虫など、ありのままの自然にとても心が癒される。
人生何とかなるとはよく言ったもので、自然を眺めていると自分の人生もありのままに過ごせたらと思う。
少しずつ、本当に少しずつだけど日々の小さなことに感謝して、小さな達成を喜べる、そんな些細なことが嬉しい。
なんのまとまりもない。ただただ思ったことを書いた。
でもなんだか少し心が軽くなった。誰かに読まれるわけでもない、見せるわけでもない日記だけど、今の自分の心をありのままに表現できたと思う今日この頃だった。