しいたけの独り言

基本はみたゆめの話。その他もろもろ。

しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~

登場人物

●友達たち

●強面坊主の先生

●自分

 

ここは体育館で、今は体育の授業中だ。

今日の体育の授業は少し変わったものだった。

口に本を四冊入れて、数十メートル先のゴールまで運ぶというものだ。

普通なら絶対にできないが、今はできる。なぜなら夢だからだ。

誰が一番速いかとみんなで競った。

授業はとても盛り上がった。授業は終わったが、私と数名の友達はまだやり足りなくて何度も何度も繰り返し行ってはゲラゲラ笑った。

 

しばらく遊んでいたら、次の授業のことを思い出した。

次の授業は体育館から一番遠い教室で行われる。

「やばいっ、次の授業間に合わん。」友達の一人が言った。

みんなで急いで着替えて次の授業の教室に向かった。

 

教室まであと50メートルというところでチャイムが鳴った。

教室の前では強面の先生が待って私たちをにらんでいる。

「やばい、やばいっ!めっちゃ怒られる。」先生の手前、私たちは早足で急いだ。

チャイムが鳴り終わる。やばい、間に合わないかも。

先生が教室の前で両手両足を広げて通せんぼをしている。

「みんな滑り込め!」みんなで先生の股の下に滑り込んだ。

普通は絶対できないが、今はできる。なぜなら夢だからだ。

 

なんとかギリギリ滑り込みで授業に間に合った。

「お前たちなかなかやるな。」強面の先生が笑顔で言った。

教室のみんながドッと笑った。

 

現実では無理でも夢だとなんでもできるなと思った今日この頃だった。