しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~
登場人物
●スーパーの店員さん(某有名若手女優)
●弟
●私
新年早々私はスーパーで買い物をしていた。
食料品の買い出しだ。お正月ということもあり、さまざまな福袋も売っていた。
私が福袋を見ていると、可愛い店員さんが福袋をすすめてきた。
可愛い店員さんに少し好意をもった私は、二つ三つ質問をした。
店員さんとやりとりをして私はお菓子の福袋を買うことにした。
福袋を買い物かごに入れると、店員さんは私にニコリと微笑みかけた。
とても可愛い。もろタイプだ。
そのまましばらく買い物を続けた。すると突然私の携帯が鳴った。
弟からだ。スーパーにいると伝えると弟がくることになった。
数分後弟と合流して、必要なものをカゴに入れてレジへ向かった。
レジにはさっきの可愛い店員さんがいた。
「あっ、さっきはどうも。」店員さんがまた微笑みかけてくれた。
「こちらこそ。あっ、こっちは弟です。」なぜか弟の紹介をした私。
弟は気恥ずかしそうに軽く会釈をした。
お会計を済ませ、商品を袋に詰めた。店を出る前に、店員さんに目配せをしてスーパーを出た。
店を出たところで、弟がガラの悪い男とぶつかった。
「おい、やんのか。」ガラの悪い男が怒鳴った。
「す、すいません。」小声で弟が謝った。
「聞こえないねぇ。」一緒にいた男も大きな声を出した。
店の前でのやりとりにさっきの可愛い店員さんが心配そうにこちらを見ている。
私はなんとかしなければと思い、「ごめんなさい!今度から気を付けますね。」と
男たちに笑顔で謝った。
すると男たちは「お、おう、気を付けろよ。」と言いスーパーに入っていった。
ここで目が覚める。
好きな人に良く思われたいと思うのは、人の性だと思う。私は良く思われたいと格好をつけすぎて裏目に出てしまうことがしばしばあった。そんな学生時代を思い出し、少し恥ずかしくなってしまった。もう一度やり直せるなら、あの時上手くやれただろうかなどと思い返す今日この頃だった。