しいたけの独り言

基本はみたゆめの話。その他もろもろ。

しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~

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私がみたゆめの話

登場人物

●階段を登る人たち

●私

 

私は海岸沿いを歩いていた。

右手側には海が見えた。左手側には自然豊かな山々とぽつぽつと民家があった。

ここはどこかの港町だろうか。

初めて見た景色なのに、なぜかとても懐かしかった。

私は幼い頃海の近くで育った。海を見ていると癒された。嫌なことを忘れられた。

どこへ向かっているのかわからなかったが、私は歩いていた。

海では素潜りをしている人がいた。貝を採っているようだ。

この道の一番端まで行ってみよう、そう思った

しかし、歩いても歩いてもなかなか端まで辿り着かなかった。

歩いているとふと、用事を思い出したような気がした。

 

私はぐるりと向きを変え、今来た道を引き返した。

しばらく歩いていると、場面が変わり私はあるビルの前にいた。

さきほどとは全く違う景色だ。でも戸惑いはなかった。私はこのビルの最上階に用事があるような気がした。

ビルを入ってすぐにエレベーターが見えた。エレベーターの横には階段もあった。

なぜかエレベーターには乗ってはいけないような気がして、私は階段を上り始めた。

このビルが何階まであるのか、最上階での用事がなんなのかはわからない。

ただ、ひたすらに私は階段を登った。すると前に数人の人たちが見えた。みな私と同じ用事があるのだろうか。私と同じようにただただ最上階を目指していた。

もうだいぶ登ってきた。ふと視線を上に向けると大きな扉が見えた。きっとあそこがゴールだと直感的にそう思った。だんだんと扉が近づいてきた。私も前の人たちもゴールが見えて、心なしか早足になった。

やっとゴールであろう扉の前までやってきた。すると今まで長い階段を登ってきた人たちが、扉の前で誰が一番に入るかで口論となった。私は、ただただその様を見ていた。口論はだんだんとヒートアップして取っ組み合いの喧嘩まで始まった。私は目の前で起きていることを無表情で呆然と見ていた。

ここで夢から覚めた。

 

目的もわからず、ただただ歩き続けたり、階段を登り続けていた私。これは人生に近いかもしれないと思った。毎日毎日同じことを繰り返していると目的や目標を忘れたり、見失ったりすることがある。そんなときは一度立ち止まったみるのもいい。そして目的、目標を再確認することが必要ではないかと思う今日この頃だった。