しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~
いのちのおもみ
ここは家の玄関だ。
しかし、実際の私の家とは違う。
でもここは私の家の玄関だという認識だった。夢の中の世界での家だろう。
その玄関で私は、ケージに入っている子犬と子猫を見ていた。
この犬と猫は私が拾ってきた。
どういった経緯で拾ってきたかはわからない。
この犬と猫を私は飼いたいと思っていた。
まだ家族には話していない。私はこの二匹を飼うためにどうやって家族を説得するかを考えていた。いろいろ理由を考えたが、いい理由が思い浮かばなかった。
結局家族には自分が責任を持って世話をするとなんとか理解を得た。
もちろん生き物を飼うということは簡単なことではないということはわかっていた。
夢の中とはいえ、生き物の世話をするのはとても大変だった。
少し後悔をしている自分がいた。一匹でも大変なのにいきなり二匹はかなりハードだ。これから十数年これが続くかと思うと、心が折れそうになった。
しかし、二匹を飼いたいと言ったのは自分なので、しっかりしなければと思った。
始めは苦労したが、慣れてくるとそこまで大変だと思わなくなった。日々の世話を通していのちの重さ、生き物を飼うということはひとつひとつのいのちに対して最後まで責任が伴うことを改めて感じた。
生き物を飼うことは大変だ。それと同時にいのちの尊さや生き物との触れ合いからやすらぎや安心感など得られるものが大きいことも思い知った。
たまにメディアで外来生物が日本の生態系を乱しているということを目にしたり、耳にしたりすることがある。生き物にはなんの責任もない。でも生き物が悪者にされる。一番悪いのはいのちに対して最後まで責任を全うしなかった人間に他ならない。
生き物を飼う前には、最後までひとつのいのちに対して責任が持てるのかを今一度しっかりと考えてからにしてほしいと感じる。
ひとつでも大切ないのちがないがしろにされることが減ることを切に願う。