しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~
登場人物
●チームメイト
●試合相手
●母親
●ドレッシング屋
●自分
私はコートに立っていた。
今はバスケットボールの試合の真っただ中だ。
現実世界では以前のように機敏に動くことはできないが、夢の中の私はとても機敏に動いていた。この感覚とても懐かしい。
学生時代は自分の思うように体を動かすことができていた。
その感覚がとても心地よく、気持ちよかった。
ボールを受ける。フェイクをかける。ドリブルで相手を向き去る。ストップしてシュートを打つ。シュートが決まる。気持ちがいい。
いつまでもこの時間が続けばよいと思った。
試合中、ふと視線を感じた。視線の方向を見ると母親がいた。
なんだろう。母親が気になり、試合に集中できなくなってきた。
私は試合をしながら、プレーの隙をみて母親に話しかけた。
「どうしたの?なんかあった?」
すると母親が言った。
「ドレッシングを買いに来た。」
「は?ん?」私は思わず言った。
どういうことだろう。バスケットボールの試合会場にドレッシングを買いに来た?
よくわからない。私は会場を見渡した。なんとそこにはドレッシング屋さんがあった。
私は試合をしながら、隙を見てドレッシングを買うことにした。
仲間からパスをもらう。パスを出す。母親からお金を受け取る。パスを受ける。ドリブルをする。シュートを打つ。ドレッシングを買う。ディフェンスをする。相手にシュートを決められる。母親にドレッシングを渡す。
もう、てんやわんやだ。ドレッシングを渡すと満足をして母親は帰って行った。
いったい何だったんだろう?とにかくこれでまた試合に集中できる。
起きた後なんとも言えない気持ちになった今日この頃だった。