しいたけの独り言

基本はみたゆめの話。その他もろもろ。

許容する世界

甲子園にみる多様性

夏の甲子園の決勝の組み合わせが決まった。

ニュースで目にしたのは、近頃の高校野球選手たちは坊主じゃないとろこも多いということだ。さらに上下関係は昔ほど厳しくなかったり、長時間の練習ではなく効率的に練習をしたりとかなり様変わりしている様子だ。

私が学生だった頃もだいぶ薄れてきてはいたが、昔ながらの体育会系の風習などはまだあったように思う。

それが良いとか悪いとかは思わないが、その当時はなんの疑問もなく、そんなものだと思っていた。それもあってなのか、いまだに上下関係には気を遣うし、何事も手を抜かずに一生懸命やらなければならないと思っている。

一方でこのような考え方は現代からすると少し古くも思う。もちろん必要最低限の礼儀や目上の方への敬意というのは大切だ。それがあまりにも行き過ぎると問題になってしまうと感じる。

~しなければならないや、こうあるべきだ、という思考は時として自分や周りを苦しめることもある。このような思考の癖を持っているとうつ病精神疾患になりやすい傾向にあるらしい。私自身思い当たる節はある。

昔ながらの考え方もひとつの考え方だし、多様性という意味で言えば、その考え方も十分尊重するに値する。しかし、それが全てだ、それしかないと考えるのは危険だ。

さまざまな考え方に理解を示し、いろいろな考え方を許容する広い心と視野が大切である。

これからの時代、ひとつの考え方や思考にとらわれず、さまざまなことに許容して皆が自分を大切にできる時代になっていけばいいなと思う今日この頃だった。