しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~
人生の旅路
ここは雪山だ。
私は雪山を歩いていた。
何人かで列になり、夜の雪山を歩いていた。
どうやら頭頂がゴールではなく、決められたルートを歩き目的地まで向かっていた。
いつからどのくらい歩いているかわからなかったが、私はとてつもない睡魔に襲われていた。
みな疲労で他人のことなど構っている余裕はなさそうだった。
私は睡魔と戦いながら雪山を歩いた。
途中何度も睡魔に負け、目をつぶってしまい滑落しそうになった。その度にヒヤッとしながら目を覚ました。
しかし、何度も睡魔に襲われ、その度に滑落しそうになった。
寒さと睡魔、そこに疲労が重なりもうほとんど感情はなかった。
薄れゆく意識の中、ぼんやりと目的地と思われる山小屋が見えてきた。
私たちはどうにかこうにか目的地に着いた。
山小屋に到着して、背負っていたリュックや靴、防寒着を脱ぐと安堵感からみな倒れ込んだ。
どんなに辛く険しい道のりでも、一歩ずつ歩を進めればいつかはきっと目的地に辿り着く。
途中で目的を見失いそうになっても歩き続けていれば、目的地は見えてくる。
登山は人生に似ているなと思う今日この頃だった。