しいたけの独り言

基本はみたゆめの話。その他もろもろ。

しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~

 

物語のはじまり

大正時代のような建物の2階、出窓部分に私はいた。

2階から下を行き交う人たちを見ていた。

何も考えずただただボーっと眺めていた。

しばらく行き交う人たちを眺めていると、私はある一人の女性に釘付けになった。とても美しい。時が止まったようだった。

このままでは女性がどこかに行ってしまう。

声をかけなければと思い、私は女性を追いかけようとした。

次の瞬間、私は左足にとてつもない重さを感じた。左足を見ると、大きなタコが私の足に巻き付いていた。

私はタコを振り解こうとするが、タコは強い力で吸い付いてきた。

その間にも女性はどんどんと歩いて行ってしまう。私はタコを左足につけたまま、女性を追いかけた。

古い建物に美しい女性、そしてタコ。なんとも不思議な組み合わせ。ここから何か物語が始まっていく気がした。…いや、始まらないからと思う今日この頃だった。