しいたけの独り言　～本日のゆめの話～

どこかの会議室のような場所にいた。

そこには何人かの人がいて、一人は私が現実世界であまり好きではない上司と数名の同僚と思われる人たちだ。

私たちは今、組織の経営理念三条が書いてある紙を探していた。

この三条を復唱しなければならないが、誰もそれを正確に覚えていなかった。

上司は覚えているのは当たり前だと言った。みんな自分が持っているであろう経営理念が書いてある紙を探している。私もみなが探している手前、自分のカバンの中を探していた。持っていたかも定かではないが、形式上探した。

探しながら私は、このようなことに何の意味があるのだろうと思った。そもそも経営理念がなんだとも思っていた。本当に大事なことはもっと他にある。理念などはあくまで、こうありたいという教えのようなものであり、言葉であり、文字にしか過ぎない。

もっと大事なことは、人であり、愛であり、絆や信頼という類の目に見えにくいものではないかと思った。

そんなことを思いながらも、カバンの中を永遠と見つかるはずのない書類を探す今日この頃だった。