しいたけの独り言

基本はみたゆめの話。その他もろもろ。

人生の暇つぶし~ガサガサ~

先日、妻の職場の同僚の子供たちとガサガサに行った。

ガサガサとは?と思う人もいるかもしれないが、ガサガサとは川などでタモを使って水中の生物を捕まえることだ。

今回一緒に行った子供たちは以前、妻の職場の忘年会で出会って、好きなYouTuberの話などで盛り上がった。その時に私のよく見ていた、生物系のYouTuberが一緒だったのだ。いつかガサガサ一緒に行きたいねなどと話をしてその場は終わった。

あれから約8か月が経った。現在私は転職活動ニート、彼らは夏休み真っただ中だ。

お互い予定もないし、あの時の約束を果たそうということにこの度相成った。

 

妻が職場の人と連絡をとり、日程が決まり、当日私が車で家まで迎えに行った。

始めに向かった川は比較的大きな川だった。タモでガサガサ、小さな魚が取れた。

しばらくガサガサするが、なかなかたくさんは取れず、場所を変えることにした。

場所を変更する前、今回の装備をより充実させるためにホームセンターへ行き、新しいタモを購入した。さらに、夏の暑さに対抗すべくアイスクリームを食べて次なる川への英気を養った。

英気を養い、装備を新たにした我々にもはや敵はいなかった。

1時間ほどだろうか、次なる川ではスジエビが大量だった。持ってきた20㎝のバケツがいっぱいになるほど取れたのだ。

その後、近くの田んぼの水路へ行きどじょうを取ったが、小さかったためリリース、今回の旅はこれにて終了となった。

私は子供たちを自宅へと送り、家路に着いた。

 

なかなかハードな一日だった。子供たちの元気さについていくのがやっとであった。

しかし、子供の頃のあの何気ない一日に懐かしさと彼らに対する羨ましさを覚えた。

大人になると何かにつけて意味を持たせたがる。自分が生きているのはなぜだろう。この人生に意味があるのだろうか。なぜ人は働くのだろうか。

実際このようなことは考えても答えがでることはほとんどなく、悩むだけ無駄だったりする。

子供たちと遊んで、何も考えずただただ目の前のことに打ち込む。この一見無意味に見えることが、とても有意義で人生を豊かにする気がした今日この頃だった。