しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~
登場人物
●顧問の先生
●部活動の仲間
●自分
私は夢の中でうつ病になった。
何もかもが嫌になった。学校にも部活にも行けなくなった。
顧問の先生に部活に気持ちが向かないことを話した。
すると顧問の先生は『君には気合が足りない。部活には来なくてもいいけど、進学は難しくなる。』と言った。
とても悲しい気持ちになった。
顧問の先生と別れたあと、部活動の仲間たちと話をした。
仲間たちにも気分が向かず、何も手につかないことを話した。
仲間たちは私に『自分たちを頼ってくれないのか、仲間じゃないのか?』など質問を投げかけてきた。しばらく仲間たちの話を聞いていた。しかし、次の瞬間私の心は耐えられなくなった。
私は仲間たちに対して、自分の今の気持ちを涙ながらに叫んでいた。
次の瞬間目が覚めた。
あまり良くない目覚めだった。私は現実世界でも夢の中でもうつ病になった。
くしくも明日から職場復帰をするこのタイミングでこの夢をみた。とてもタイミングが悪い。というよりもこのタイミングだからこそ、現在自分の抱える不安が夢になったのかもしれない。うつという病気は他人に理解してもらうのが難しい病気のひとつだ。
まあそもそも自分の気持ちを人に理解してもらおうなど無理話だ。それは病気であろうがなかろうがあまり関係ない。人に理解してもらおうと思うこと自体があまりよい思考ではないと思う。
他の人にどう思われようと、自分は自分でいい。無理に変わる必要はない。明日から職場復帰するのだが、自分の気持ち、自分の思いを大切にしながらほどほどにやっていこうと思った今日この頃だった。
しいたけの独り言
これまで、そしてこれから。
今日は朝7時30分に起きてご飯を食べた。
食器を洗って、自転車で食後の運動がてら銀行に行った。
帰りに寄ったドラッグストアでキッチンペーパーを買った。
帰ってからは家中を掃除した。
掃除機をかけて、床をクリーナーで拭いた。
テレビや家具のほこりが溜まっていたところもきれいに拭いた。
家中の窓を開けて換気をした。
12時半頃にお昼ご飯を食べた。
お昼ご飯のあと食後の運動で、近所を自転車で走った。
天気が良くて気持ちが良かった。
帰ってきてからは一階と二階のトイレの掃除をした。
便座のふた、便座、便器、床など全てピカピカにした。
その後はお風呂掃除をした。
そして今ブログを書いている。
私は昨年うつ病になって約8か月近く休職をしていた。
治療の甲斐もあってなんとか来週の月曜日から職場復帰をすることになった。
私にとって今日が休職期間最後の平日だった。
今日はただただ休職期間中に私が自宅で行ってきたことを淡々とこなした。
そこに私の感情はあまりなく、自分にできることを与えられたことを行った。
以前の私は何かと自分の感情に左右されていたように感じる。
正直まだ不安もある。しっかりできるのかとも思う。しかし、どれだけ心配したところでどうなるというものでもない。月曜日からはまた仕事をすることになるが、今日のように自分にできることをひとつずつ淡々とこなしていこうと思う。
このうつでの休職期間中に自分の心というものとしっかり向き合うことができた。
うつ病になってよかったとまでは言わないが、そんなに悪くなかったと思う。
自分にとって一番大事なのは自分の心や自分の家族だと思えるようになった。
以前の自分から少し変われたような気がしている。これからも正直で真面目であろうとすることは変わらないが、何事も完璧にこだわり過ぎず良い加減を心がけようと思う。
そして、明日明後日と休職期間最後の週末を家族とのんびり、穏やかに過ごしたいと思う今日この頃だった。
しいたけの独り言
今日の出来事
今日、職場の元上司と食事をした。
元上司は昨年職場を退職された。
私が休職中に退職されたため、直接お礼が言えておらず心残りがあった。
私自身職場復帰が決まり、この度会って直接お礼が言いたくてお誘いした。
お昼頃に以前から気になっていたカフェに集合した。
久しぶりにみた上司の顔はどこか柔らかな表情に見えた。ほぼ毎日見ていた顔だ。とても懐かしく、とても安心する顔だ。
職場ではお互い忙しく、ここ数年和やかに話す機会が減っていた。本当はとても好きなはずなのに、職場で話すとついつい口調が強くなってしまっていた。
今思えば、あの頃から私のうつ病の症状は始まっていたのかもしれない。もちろん全部がうつ病のせいというわけではないと思う。私自身の未熟さゆえの部分もあったと感じる。
休みの間、ずっと元上司の方が元気にしているか気になっていた。時々連絡をくれていたが、自分からはできずにいた。しかし、この度の職場復帰にあたって自分から連絡をした。
お互いの現状のことや、趣味の話など他愛ない話をした。とても楽しく、とても穏やかで幸せな時間だった。
もう仕事上で会うことはないだろうし、ましてや毎日顔を合わせることはなくなった。
その現実とこれから向き合うかと思うと、すごく寂しい。上司と部下という関係ではなくなったが、今後も時々食事やお茶をしたりしてお互いの身の上話ができる関係が続けばいいなと思っている。
たくさんの思い出があり過ぎて、ここでは書ききれない。あなたと過ごした日々はこれからも私の大切な宝物です。
今まで本当にお世話になりました。お体に気を付けて過ごしてください。そしてこれからもずっと仲良くしてください。よろしくお願します。
しいたけの独り言
喜びと悲しみ
今日、心療内科の定期受診があった。
体の調子もだいぶん良くなってきたため、3月末からの職場復帰の許可が出た。
受診後職場の上司に連絡すると、復帰の前に一度業務のことについて話がしたいとのことだったので、そのまま職場に向かった。
職場に到着して、受診の結果、復帰を許可された旨、体調について話した。
体調も落ち着いており、気持ちも上向いてきていることから、今まで通りの勤務でということで話がまとまった。
今後は無理をせず、体調第一で業務をするようにと念を押された。
その後、新年度からの体制の変更があると聞かされた。なんと今まで一番長く一緒に働いていて心安い職員さんが別の部署へ異動になるとのことだった。
正直とてもショックだった。いつかはこの時がくることはわかっていた。しかし、心と体が落ち着いてきてこれからという時に、お別れとはすごく寂しいし、辛い。
退職されるわけではないし、ましてや同じ施設の中にいるので会えなくなるわけではない。でも、会える頻度は少なくなるし、毎日顔を合わせることもなくなる。
春は好きな季節だけど、別れは嫌いだ。でも別れがあるか新たな出会いがあるもの事実。頻繁に会うことはできなくなるけど、一緒に働いたという思い出はなくならない。
うつ病が良くなり、職場復帰ができる喜びと別れの悲しみが入り混じる春の日。
『これからもずっと親友ですから』とケータイでメッセージを送った。
しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~
登場人物
●友達A
●友達B
●自分
大学の講義室のようなところにいた。
講義が終わり、大勢の人たちが教室を出て行った。
時間はお昼時で、ご飯を食べに行く人、講義室で学習をする人、ただただぼーっとしている人など皆好きなように過ごしていた。
私は何をしようかと5分くらい考えて座っていた。
そしてお腹がすいたので、ご飯を食べに行くことにした。
教室には友達のAとBがいた。AとBとは友達ではあるものの、すごく仲がいいというわけではなかった。一人でご飯を食べるのもと思い、AとBを誘った。
二人とも特に予定がなく、三人でご飯を食べることにした。
大人数でご飯に行った時にAとBと一緒に食事をしたことはあった。しかし、三人だけでご飯を食べるのは初めてだった。
大学の構内には複数の飲食スペースがあった。何を食べるか三人で相談するが、普段あまり食事に行ったことがないため、お互いの好みがわからず、誰も遠慮気味だった。
とりあえず歩きながら、人が少なそうなところで食事をすることになった。三人で歩きながら探すものの、お昼時でどこも人で一杯だった。
しばらく歩いていると、飲食スペースの立ち並ぶエリアの一番端に人が少なそうなお店があった。三人ともお腹がすいていたので、そのお店に入ることにした。
お店にはほとんど人がいなかった。私たちはテーブル席に座った。メニューを見るとどうやらうどんがメインのお店のようだ。各々メニューを決めて注文をした。
注文が終わると、セルフのお水を取って席に戻った。これといって話題はないが、当たり障りのない会話をした。しばらくすると、それぞれのうどんが出来上がり私たちはうどんを食べた。
うどんを食べた後、お店を出てそれぞれ別の授業のためそこで別れた。
人生で何度も食事をする場面はあるが、好きな人や仲のいい友達とする食事はとても楽しいし、あっという間に時が過ぎてしまう。逆に仲がいいとは言えない人や気を遣う相手との食事は、とてつもなく長い時間に感じることがある。
基本的には人生の中での食事の回数は限られている。そんな限られた食事の時間はなるべく楽しく有意義な時間にしたと思う。それは何を食べるかも大切だが、誰と食べるかということの方が重要だと感じた今日この頃だった。
しいたけの独り言
昨日のこと
昨日、久しぶりに職場に行ってきた。
昨年うつ病になってから約8か月ぶりの職場。
今月末の職場復帰についての話し合いだった。
今の体調や休職中のことなどを話した。
私がいた時と比べて現場の状況もかなり変わっているとの話があった。
さらに新年度からの体制にも変化があるとのことだった。
一応体調面が安定していることから、これまで通りの勤務をすることになった。
その後、自分がいた部署を訪れた。久しぶりに会う同僚の方たちを見たら、なぜだかわからないが涙があふれてきた。
みんな待っていたよと言ってくれた。素直に嬉しかった。
うつ病になって、気が付いたことがある。私はいつも誰かの期待に応えようとしていた。そして人からの評価、それも正当な評価を気にしていたと思った。
これらのことを気にするあまり、本来一番大切にしないといけなかった自分を大切にできていなかったと思った。
人生において他人からの評価などそれほど大きな意味はないし、他人の期待に応える必要もない。自分の気持ちに素直になって、自分を大切にすることほど大事なことはない。なぜなら私は私だけなのだから。そんな当たり前のことにようやく気が付くことができた。
職場に復帰してどうなるかわからないが、今は周りの雑念を気にすることなく自分の果たすべきことを一日一日とこなしていこうと思っている。
しいたけの独り言
明日に向けて
私は昨年7月末にうつ病となった。
当時はまさか自分がうつ病になるなんて思ってもいなかった。
それから約8か月いよいよ職場復帰ができそうなところまで回復してきた。
主治医と相談をして、3月末に復帰予定となった。
復帰に際して、明日一度職場へ行き今後のことについて上司と話をする。
どのような話になるかはわからない。心身面を考えて異動になったり、雇用形態の見直しの話があるかもしれない。
自分自身でも回復してきたという自覚は少なからずある。しかし、以前のように働けるかどうかは私にもわからない。今は、自分にできることを無理のない範囲でひとつずつこなしていくことで少しずつ自信をつけていこうと思う。
今夜は緊張で眠れないかもしれないなと思う今日この頃だった。