しいたけの独り言

基本はみたゆめの話。その他もろもろ。

しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~

f:id:shiitakenohitorigoto:20220107162021p:plain登場人物

●友達A

●友達B

●となりのおじさん

●自分

 

この日は朝からすごく雪が降っていた。

私は傘を持ち長靴を履いて、家を出た。友達A、Bと待ち合わせをして一緒に学校に向かった。

AもBも傘を持ち長靴を履いていた。学校に着くと傘を傘立てに置き、私たちは下駄箱の一番上に長靴を入れた。

学校で授業を終えて、私はAとBと学校でかくれんぼをして遊んだ。

しばらく遊んだ後、私たちは帰るために昇降口に向かった。

昇降口に着くと、朝は手が届いていたはずの下駄箱がとても高くなっていた。

私たちは驚いたが、高くそびえる下駄箱の一番上には私たちの長靴が確認できた。

そのため三人で持ってきた傘を投げ、長靴にひっかけて落とすことにした。

最初は長靴を落とすのに必死だったが、次第に誰が一番先に落とせるかで競争になった。どんなことでも楽しめるのが子供の特権だ。私たちはだんだんと楽しくなってキャッキャッ言いながら傘を長靴にめがけて投げ続けた。

どのくらい投げ続けたかわからないが、Aの傘が長靴にひっかかり落ちてきた。次にBが長靴をとることに成功した。あとは私だけだ。私が傘を投げようとした次の瞬間、さっきまで下駄箱の一番上にあった長靴がなくなっていた。

周りを探しすと、学校のとなりの家の二階に私の長靴と思しきものがあった。家の近くまで行って確認する、やはり私の長靴だった。

三人で家を訪ね、家主のおじさんに事情を説明し、長靴を見せてほしいとお願いした。しかし、おじさんは頑なに長靴を見せてくれなかった。私たちが何度も訴えたが、やはりだめだった。

おじさんはくるりと向きをかえ、家の中に入っていきそうになった時、私は思わず大きな声で「ちょっと待って!」と言った。

私は目を覚ました。自分の「ちょっと待って!」の声で目が覚めたのだ。

となりにいる妻も目を覚ましており、妻に尋ねるとやはり大きな声で「ちょっと待って!」と言っていた。

自分の声で目を覚ますことは時々あるが、今日は今までで一番大きな声が出ていたのではないかと思った今日この頃だった。