しいたけの独り言 ~本日のゆめの話~
登場人物
●クラスの仲間
●下級生たち
●自分
私たちのクラスは下級生に出し物を披露することになっていた。
四班に分かれ各々下級生たちを楽しませる出し物を考えた。
私は四班でトリを飾る役割をもらった。
私たちの四班は仮装をして最後は楽しく締めくくろうと考えていた。
毎日放課後に残って、準備や話し合いをした。
そしていよいよ迎えた当日、一班から出し物を披露した。
出だしは好調で、下級生のウケも良かった。
会場は盛り上がり二班、三班と続きいよいよ最後の私たちの番が近づいてきた時だった。
あれだけ打ち合わせをして準備をしていた仮装の一部が見当たらなかった。
急遽あるもので代用して仮装を行った。しかし、準備に少し時間がかかるため、三班に準備ができるまで場をつないでもらわないといけなくなった。
突然の予期せぬことに現場を慌てた。私たちが慌てていてたのが、下級生に伝わり会場は少ししらけてしまった。
なんとか準備ができ、私たちの班が最後の出し物の披露をした。
なんとか全ての出し物が終わったが、最後の最後でアクシデントがあり、やや盛り上がりに欠ける結果となってしまった。
私はやり場のない気持ちをかかえ、屋上に急いだ。屋上で空を見ながら今回のことをいろいろと思い返して反省した。
どのようなことがあってもいいようにいろいろとシミュレーションはしたはずだった。しかし、どれだけ事前に準備をしていても上手くいかないことはある。失敗もまた経験なのだ。その失敗を次に活かす。そうやって失敗と成功を繰り返しながら、人は成長していくのだと感じた今日この頃だった。