生きやすい世界
私はさまざまな病気と共存している。
腰椎分離症、境界型糖尿病、高LDLコレステロール血症、喘息、うつ病などだ。
もちろん私だけではなく、生きていればなにかしらの病気になることは全ての人にいえることだ。むしろ私なんかより大変な病気と闘っている人もたくさんいるだろう。
それはさておき、これだけ病気を持っていると、心身に不調があったときにその原因がわかりにくいということがある。
例えば、頭痛がするときにこの頭痛はその日の体調によるものなのか、季節の変わり目などの季節的影響によるものか、あるいは持病によるものなのか、はたまた薬の副作用なのか…。
このようになにかひとつとってみてもなにが原因なのか本当にわからない。
最近の私の悩みは息苦しさと胸の圧迫感だ。この症状は喘息によるものなのか、それともうつ病の症状のひとつなのだろうか、いや薬の副作用だろうか。考えても答えはでない。
確実に言えるのはこの症状と上手に付き合っていかなければならないということだ。
自らの心身の症状というものはなかなか人にはわかりづらい。ましてや理解してもらうものは困難だ。
自分で自分をいたわるほかないのである。これはなにも私だけにいえることではなく、世の中の全ての人にいえることではないかと思う。
人の痛みなどというのは他人にはわかりようがない。そのため、相手をいたわる気持ち、理解を示す気持ちをみなが持っていれば、きっとみんなが生きやすい世の中になるのではないかと感じる今日この頃だった。