しいたけの独り言

基本はみたゆめの話。その他もろもろ。

不安と付き合う

普段生活していると誰しも不安を感じることがあると思う。

私は元々不安が強く、うつ病になってからさらに不安を強く感じるようになった気がする。

いろいろな情報を見聞きして、最近では自分の不安と付き合う、いくつかの方法を実践している。

 

ひとつめは、日本人は元々遺伝的に不安が強い民族だと割り切ること。

日本人を含め、アジアの人たちは諸外国の人たちに比べると不安を感じる人の割合が高いそうだ。もう遺伝子的にそうなのであればしょうがないかとなる。

 

ふたつめは、不安が襲ってきたときに、一度手をとめて、深呼吸をする。そして自分の今の体の状態を観察する。たとえば、今不安で胸が苦しいとか、頭が少し痛いとか、右足は軽いけど左足が少し重いなど…。観察が終わったら、目の前のやらなければならないことに戻るというものだ。

 

みっつめは、心理学などの本などよく目にする方法だ。不安や恐れというものは、あくまでも自分の思考、イメージでしかなく現実ではないということ。つまり自分自身で生み出した幻のようなもの。不安が浮かんできたら、これは現実ではなく自分が考えていることに過ぎないと気付き、客観的にこんな考え、思考を持っていると感じること。

 

よっつめは、みっつめで感じた不安を客観的にみることができたら、その不安を敵とみなさず味方だと感じること。不安というのは、起こるかもしれない未来のことをあらかじめ想像して少しでもダメージを減らそうとする防衛本能だと思う。いってしまえば、自分で自分を守ろうとする本能だ。そんな不安に「ありがとう、自分を守ろうとしてくれたんだね。」と受け入れる。不安を敵と思わず、自らを守ろうとする味方だと思うと幾分か気持ちが和らぐ。

 

最後が、今に集中するということ。昨今マインドフルネスや瞑想などの言葉をよく目にするようになった。今に集中するというのはまさにそれである。

なにも考えずに自らの呼吸に集中する。いろいろなやり方が紹介されているが私の場合は、呼吸に合わせて吸って吐いてと心の中でつぶやく。もし頭の中に何かが浮かんできたら、こんなことが浮かんできたと感じて、意識を呼吸に戻す、これの繰り返しだ。

しばらく続けると気持ちが少し落ち着く。

 

他にもたくさん方法はあるが、自分に合ったやり方や方法は人それぞれあると思う。自分に合った方法を試してみると上手に不安と付き合っていけるのではないか思う今日この頃だった。