その時になってから考える
煩悩というやつは
ひとつ悩みが消えるとまた新たな悩みが出てくる。
ひとつ欲望が消えるとまた新たな欲望が出てくる。
人の悩みや欲望というものは本当に尽きることがない。
悩みというのは将来の漠然とした不安や心配から生まれることが多い。
いわば、現実ではなくただの思考だ。
よく心配事の80~90%は起こらないと言われる。
そう考えるとまさにただの思考に過ぎないということがわかる。
しかし、みな悩み苦しむのだ。私もそんな悩みを抱える人間の一人だ。
不安や心配、悩みは思考に過ぎないということを本で読んでからは以前ほどそれらに支配されることを少なくなった。
自分の思考の癖に気付いてうまく付き合えるようになってきた。もちろん完璧ではないし、不安でどうしようもない時もある。
そんな時に私がやっているのが、その時になってから考えるというものだ。
生きていれば、不安や心配というのは出てきてしまうのはしょうがないことだ。
本当に不安で不安で仕方がないときはまず行動してしまうといい。そして行動してしまったら、あとはもうその時になってから考えると自分に言い聞かせる。わからない未来のことはどれだけ心配しようが、その時点ではどうにもならない。つまり考えるだけ無駄だということなのだ。
この考え方ができるようになって少しばかり心に余裕を持つことができた。
こうして誰に読んでもらうわけでもないブログに綴りながら、自分自身と向き合い心を整えている今日この頃だった。